昔から変わらず人気のおままごと。
おままごとセットやキッチンを用意されているご家庭も多いと思います。
おままごとは心と体の成長を促す大切なごっこ遊び。
しかし、
「もっと楽しめる方法はないかな」
そう思われている方はぜひお読みください。
この記事ではおままごとが一層楽しくなり、想像力を広げる遊び方をご紹介いたします。
- 見立て遊び
- 作るスペースを用意する
ここが肝です!
見立て遊びってそもそもなに?
見立て遊びとは、身近にあるものを別の何かに見立てて、イメージを膨らませがら行う遊びのことを言います。
- 新聞を丸めて剣にする
- 布の腰に巻いてドレスにする
- 積み木に耳に当てて、電話にする
これら全てが見立て遊びなのです。
素材はできるだけシンプルにしたほうが、どんなアイテムにもなりやすく活用しやすいでしょう。
見立て遊びのメリット
見立て遊びを取り入れることで、身近な物をよく見て考える観察力や発想力が身に付きます。
友達の一緒に行うことで協調性や社会性も育まれるという側面も。
おままごとで使える見立て遊びの素材
たわらお手玉
白のお手玉は使いやすい具材の一つです。
お米やホイップクリーム役が多く、おにぎり・お寿司・カレーライス・クレープ・パフェに変わります。
平たいお手玉
濃淡そろった茶系は使いやすいです。
薄い茶系ならホットケーキ・ハンバーグ・ハンバーガーのパテ・ケーキに。
濃い茶系ならカレーライスのルー・お寿司につける醤油などになりやすいです。
フライパンで焼いている最中にフライ返しでひっくり返す作業は子供たちも好きです。お皿へうつす作業も楽しめます。
ゆび編み
何色か用意しておくと彩り野菜やトッピングに役立ちます。
お寿司のネタにも、サーモン・マグロ・たまご・ウニとして使えます。
フェルトのポンポン
特にこのポンポンのいい所は本当に竹串が通ること。
フォークも刺さります。
おままごとのリアリティがぐんと向上。
お団子もできるし、網に乗せればBBQになります。
竹串の取り扱いには注意を払ってあげてくださいね。
いろいろな色や形のフェルト
うちでよく使用しているものを挙げます。
フェルトだと端っこの処理がないので、ほつれを気にすることなく用意できます。
丸い肌色:クレープ生地やケーキの土台、ピザなど
小さめの丸い赤や茶色:ケチャップや醤油
丸い紫やピンクなど:クレープやケーキ、パンにぬるジャム
小さめにいろんな形した緑系:サラダやリーフなど
細長い黒:おにぎりやお寿司の海苔
大き目の正方形・長方形の黒:海苔巻き
手芸用の紐
綿コードや平紐だとほつれにくく扱いやすいです。
色によって、うどん・焼きそば・ナポリタン・ラーメンなどに使えます。白だとホイップクリームにも。
積み木
クッキーになったり、ケーキの土台にもなります。
自然素材
我が家ではどんぐりとくるみです。
煮沸消毒しています。
遊びやすいおままごと収納
上記の具合を一緒にまとめると遊びにくいので、
- たわらお手玉
- 平たいお手玉
- ゆび編みとフェルトのポンポン
- 手芸紐
- どんぐり
という感じで形や用途別にざっくり分けたほうが扱いやすいです。
容器は浅めのものがお勧め。
一例として我が家の収納です。
遊びやすいおままごとの環境作り
作業スペースを用意する
おままごとスペースに机やサイドテーブルを用意するだけで、ぐっと遊びやすくなります。
前から感じていたのですが、既存のおままごとキッチンで作業スペースって狭くないですか?
「まな板で野菜を切ってから、お鍋に入れたい」
「クッキー生地を伸ばしたい」
「しゃもじでお米を混ぜて、茶碗によそいたい」
このような具体的な料理行程を経験することで、好奇心や憧れが満たされます。
作る過程を楽しめるスペースがある、それだけでおままごとの世界がぐんと広がるのです。
子供が通っている幼稚園や支援センター、勤めている保育園、全てのおままごとスペースにも必ず作業台やテーブルが設けられています。
子どもたちがやりたいことのタイミングでレイアウトも変わると思うので、変更が効きやすく、融通のきく家具や収納棚を取り入れるのも一つだと思います。
大き目の調理器具を揃える
おままごと用のお鍋やフライパンって小さくないですか?
入れられる量が少なかったり、混ぜたら中身がすぐに落ちてきたり。
それだと満足感が得られにくいので、大き目の調理器具がおすすめです。
我が家は100均のお鍋やフッ素加工が剥がれた使えないフライパンをおままごと用として使っています。
ただし包丁やトング、お玉、フライ返しは使いやすいようにおままごと用や子供用のものを。
最近、子供用で木製のめん棒をみつけて衝動買いしました!
おままごとキッチンいる?いらない?
結論として我が家はキッチンを手離しました。
キッチンって場所とりますよね・・。
使わなくなったときの処分にも困るし。
組み立て大変だし。
我が家はおもちゃを縦ではなく横に収納したかったので、必然的にスペースが足りなくなりました。
キッチンも使っていたは使っていたけど・・。
子どもたちが楽しんでいたのは、具材を使って料理を創造することだったので、作業するスペースがあればいいかという考察の上、
テーブルになんちゃってコンロを貼り付けました。
もうこれで十分でした。
流しは使ってなかったし、あとは後述するレジやオーブンなどのオプションがあれば事足りました。
手作りサイトなどでコンロの五徳部分だけを購入することも可能ですし、見栄えは劣りますが、コースターや丸く切った黒の画用紙を貼るだけでもコンロとして見立てることができます。
これからキッチンを購入しようか迷っている方はそんなやり方もあるんだ、くらいの一例として。
見立て遊びの具体例
写真メインで我が家の見立て料理をご紹介します。
お寿司
シャリ混ぜてます。
オムライス
ハンバーガー
クッキー作りではおままごとだけには収まらず、粘土に発展することもあります。
ケーキ
絵本の内容をおままごとで再現することも。
あるともっと楽しいオプション17
オーブン
トレーにクッキーやケーキを置いて焼きたいというリクエストのもと、トレーが入るサイズで随時積み木で作っています。
タイマーもセットして、鳴ったらミトンを装着して取り出してます。よく見てますよね。
レジ
お店屋さんごっこである盛り上がるアイテム。
IKEAのレジを愛用、インテリア的にグッドです。
中のお金とピッってするやつは100均。
メニュー表
子ども向けの図鑑のなかに料理のページがあったので、カラー印刷して画用紙に貼り付けてあります。
まとめ
イチゴはイチゴにしかならないけど、赤くて丸いボールだったら、イチゴにも梅干しにもミニトマトにもなってくれます。
今あるものをどう使って表現するか、子どもならではの世界観を存分に楽しんでいただけたらな、と思います。
自分が試行錯誤して作った作品をパパママに見てもらって受け入れてもらう。
それこそが近年取り上げられている、自己肯定感の向上にも影響を与えるでしょう。
あとはいろいろ具材を揃えるよりもローコストで済むのがおいしい所!
ぜひお試しください。
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